2025年7月11日(金)から11月3日(月・祝)まで、福井県立恐竜博物館で開催されている特別展『獣脚類2025』に、親子で行ってきました!
今回の特別展では、モロッコで新たに発見されたスピノサウルスの全身骨格が登場。
最新の研究によって明らかになってきたスピノサウルスの姿を、大迫力の展示で体感できます。
さらに世界初公開となるティラノミムスの全身骨格など、恐竜好き親子にとって、見どころたっぷりの展示となっていますよ。
この記事では、実際に見てきた展示の見どころや、限定グッズ、会場の雰囲気などをたっぷりご紹介します!
これから訪れる方や、恐竜好き親子のお出かけ先を探している方の参考になればうれしいです😊
\こんな親子におすすめ/
✔ スピノサウルスが大好き
✔ 日本の恐竜に興味がある
✔ 新種の恐竜を間近で見てみたい!
『獣脚類2025』開催概要とチケット情報
開催概要
開催日程 | 2025年7月11日(金)~2025年11月3日(月・祝) |
会場時間 | 9:00~17:00 ※入場は閉場の30分前まで |
会場 | 福井県立恐竜博物館 〒911-8601 福井県勝山市村岡町寺尾51-11 |
アクセス | 勝山ICから国道416号線で約10分 |
公式サイト | https://www.dinosaur.pref.fukui.jp/special/theropod2025/ |
チケット料金
料金 | |
一般 | 1,800円 |
高校・大学生 | 1,600円 |
小学・中学生 | 1,000円 |
未就学の幼児 | 無料 |
チケット購入方法
特別展『獣脚類2025』を観覧するには、「特別展+常設展」のセットチケットが必要です。
※特別展のみのチケット販売はありません。
以下の手順で購入できます👇
🎫チケット購入手順
1.福井県立恐竜博物館の『獣脚類2025』の公式サイトにアクセスします。
2.チケット購入ページに進み、「特別展+常設展」を選択します。
3.観覧希望の日付と時間帯を選び、必要枚数を購入します。
『獣脚類2025』所要時間と混雑状況
見学時間の目安は、およそ1時間程度
最新の恐竜研究に基づいた展示が並び、それぞれの展示スペースが広めに確保されているため、多少人が多くても見やすいよう工夫されています。
わが家は、10月初旬の週末、午前9時30分ごろに訪れましたが、混雑もなく、ゆったりと鑑賞することができました。
スピノサウルスの全身骨格の前では、写真撮影もゆっくり楽しめました📷
特別展は時間指定の事前予約制となっているため、通常の週末であれば、比較的ゆとりをもって見学できる印象です。
会場は、エントランスを入って右手にある新館になります。
エスカレーターを下りると、エスカレーターに沿ってフクイの恐竜の像が見えますので、ぜひこちらもチェックしてみてくださいね!

『獣脚類2025』見どころを紹介
見どころ①🦖スピノサウルスの全身骨格とフクイのスピノサウルス
今回の特別展でまず目を引くのが、「スピノサウルス」の全身骨格。
天井から吊り下げられたその姿は、まさに大迫力!
水辺をイメージしたような鏡張りの床には、スピノサウルスの下からの姿が映し出され、まるで泳いでいるような演出がとても印象的です。
このスピノサウルスは、2008年にモロッコで発見された化石をもとに復元されたもので、
- 二足歩行に不向きな極端に短い後脚
- 密度の高い大腿骨
- 水鳥のような足の構造
- 上下に幅広い尾 など
最新の研究から、半水棲の生活に適応した恐竜であると考えられています。
これまでの恐竜のイメージをくつがえす、新しいスピノサウルスの姿。
展示の迫力はもちろん、こうした研究の進化もあわせて、じっくりと楽しんでみてくださいね。

さらに、この福井県勝山市(北谷層)からもスピノサウルスの歯が発見されています!
歯の特徴から、新種ではないかと期待されています✨

スピノサウルス科の歯は、鋸歯(きょし)と言われるギザギザがなく、バリオニクス亜科の歯には、ギザギザがあります。
福井のスピノサウルス科はほとんどの歯にギザギザがありませんが、ほんの一部にギザギザがあり、新種と期待されます!

見どころ②🦕世界初公開!ティラノミムス・フクイエンシスの全身骨格
今回の特別展で注目したいのが、世界初公開となる「ティラノミムス・フクイエンシス」の全身骨格です!
「ティラノミムス・フクイエンシス」は福井県勝山市(北谷層)で発見され、2023年に新種として発表された恐竜です。
全長約2.2mと小型で、長い首とすらりとした後脚をもつ、スレンダーな体つきの恐竜です。


名前の「ティラノミムス(=ティラノもどき)」は、腸骨にティラノサウルスと似た特徴が見られたことにちなんで付けられています。

本館には、実物化石も展示されています。
全身骨格と合わせて、じっくり観察してみてくださいね!
見どころ③福井の獣脚類たち
福井県勝山市(北谷層)で発見された獣脚類にスポットを当て、進化の過程を紐解いています。
獣脚類とは、ティラノサウルスやヴェロキラプトルのように、二本足で歩く肉食恐竜のグループ🦖
今回の展示では、福井で発見された恐竜たちと、その仲間たちの全身骨格や化石がならび、つながりや違いがわかりやすく紹介されています。
フクイラプトル・キタダニエンシス(メガラプトル類)
福井県勝山市(北谷層)で見つかった最初の肉食恐竜🦖
「メガラプトル類」と呼ばれるグループに属していますが、このグループはまだ研究中で、どの恐竜に近いのか議論が続いています。
今回の展示では、フクイラプトルと同じ仲間とされる恐竜の骨格が並び、それぞれの特徴をくらべることができます!


ティラノミムス・フクイエンシス(オルニトミモサウルス類・デイノケイルス科)
「ティラノミムス」は見どころ②でも紹介した、スレンダーな姿が印象的な恐竜🦖
鳥のようなくちばしや、帆のような背中の骨格を持つ「デイノケイルス」と同じグループに入ると考えられています。
会場では、大きなデイノケイルスの全身骨格もみることができます。
親子で「 似ているところ」 「ちがうところ 」を見つけてみるのも面白いですよ✨

フクイべナートル・パラドクサル(テリジノサウルス類)
「フクイべナートル」は、福井県勝山市で見つかった、手足にするどいカギヅメをもつ恐竜🦖
全長は約2.2メートルと中型サイズです。
「テリジノサウルス類」という、草食に近づいた不思議なグループに属しています。
展示では、同じグループに属する「テリジノサウルス・ケロイフォルミス」の大きな手の骨格も見ることができます✨


限定グッズを紹介!
特別展限定グッズは、福井県立恐竜博物館のエントランスを入って左手にあるミュージアムショップで販売しています。
特別展の目玉であるスピノサウルスやティラノミムスなどのグッズがずらりと並び、どれにしようか迷ってしまうほどラインナップです。
我が家では、『獣脚類2025』オリジナルグッズとして、ポストカード、コースター、ノート、パンフレットを購入しました✨
おみやげにもぴったりなので、ぜひチェックしてみてくださいね😊




さいごに
今回の特別展『獣脚類2025』では、恐竜キッズにも大人気のスピノサウルスや、新種として発表されたティラノミムスの全身骨格が展示されています。
どちらも見ごたえたっぷりで、恐竜研究の“いま”を感じられる、恐竜好きの親子にぴったりの内容になっています✨
また、少しむずかしいですが、獣脚類の系統やそれぞれの特徴を比べながら、恐竜たちの進化の過程を学べる展示もあります。
「この恐竜はどんな仲間なんだろう?」「どうやって進化していったのかな?」と、親子で考えるきっかけにもなりますよ😊
さらに、福井で見つかった恐竜たちは、常設展で実物の化石が展示されています。
特別展で恐竜たちの全身骨格や最新の研究を見たあとに、常設展で“ほんものの化石”を見てみるのもおすすめです!
コメント